April 6, 2007

●女性専用車両は障害者も乗車可能です

女性専用車両:利用できるのに…視覚障害の男性、困惑 http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aichi/archive/news/2007/03/07/index.html

【記事一部抜粋】
さいたま市見沼区に住む全盲の男性(41)は毎週2回、持病の療養施設に通うため東武野田線の七里-大宮間を利用する。
同線は05年6月以降、平日の早朝から午前9時まで、6両編成のうち最後尾1両を女性専用車両とした。
1年半ほど前、何気なく電車に乗ったところ、「ここは女性しか乗れませんよ」と女性客に注意された。
冷たい空気が車両に広がった。恥ずかしくて逃げ出したくなったが、満員で身動きも取れない。
揺れる電車の中でじっと耐えた。
この時以来、男性はヘルパーを駅まで同伴して確実に一般車両に乗ることにしている。

皆さん、女性専用車両は障害者の方も乗れる事をご存知でしたか。
この報道のケースは注意した女性が相手が障害者だと認識していたのかどうかはわかりません。
ただ障害者も乗れるにも関わらず、「女性専用」と性で二分化した名称が、
少なからず誤解と、異性への過敏化、つまるところ男女差別問題での混乱を招いているのは間違いないでしょう。

やはり「女性」を前面に押し出した名称は変えた方がいいと思うんです。
そこで自分は

特定優先車両(Priority Car、女性・老人・障害者専用車両)

など提案してみます。
鉄道関係各社さん、今から「障害者の方も乗れますよ」PRを一生懸命するならいっそのこと名称も変えて下さい。費用がかかる?そこは長い目で見てください。

…ただ、これも特定団体さんが
「老人や障害者と並列に並べるなんて女性全体を軽視している!」
とかやっかみを言いだしそうで難しいところです。



とまぁ話がそれましたが,
今回のエントリーが「女性専用車両は女性だけのもの」という、誤った認識を正すきっかけにでもなれば嬉しいな、と。
混雑回避のために設置されている車両でもなく、オヤジ臭回避のために設置されている車両でもなく、
社会的弱者を保護するための車両なんです。